介護士が最初に覚えるべき仕事3選【新人必見】

介護士

目的

  • 業務(ルーチン)を覚える
  • 移乗・オムツ交換「やらせてください」と意欲的に動く!※腰や体の不調は注意しながら体に覚えさせていきましょう。

はじめに

介護の仕事は「人を支えるやりがい」がある一方で、覚えることがとても多く、新人のうちは不安が多く感じるものです。
「最初は何からできるようになればいいの?」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、新人介護士がまず身につけたい基本スキル3つを、現場経験(介護老人保健施設で8年働く私)をもとに紹介します。
事務作業の流れ、腰を守る移乗介助、そしてオムツ交換のポイント。
失敗を恐れずに少しずつ覚えていけば、自信を持って仕事に取り組めるようになる事を載せます。


1. 事務作業・ルーチン業務を覚える

介護は人と関わるケアだけでなく、記録や準備作業も多い仕事です。
まずは「日々の流れ」をつかむことから始めましょう。

1-1. 業務の理解

  • 利用者の 顔と名前を覚える ことが第一歩。
  • 職員間での声かけや申し送りにスムーズについていけるようになります。

1-2. 時間ごとの流れを知る

  • 「この時間はお茶作り」「この時間はトイレ誘導」など、時間ごとの業務の目安を把握。
  • 「何時ごろにこの利用者を寝かせる」「オムツ交換のタイミング」なども、経験しながら覚えていきましょう。

日々の業務でメモをとるや見る時間もないくらい 忙しそうに感じますが 新人の頃は メモをとる事を無駄な時間と思いません。メモを見ながらやる事を恥ずかしいやもったいない時間と思わず 何歳になっても覚えようと意欲が今後の自分にプラスになります。

※私は、休憩中も先輩に質問していました。たくさんの先輩のやり方をそれぞれマネしてみて いいとこ取りしています。(今でも いいと思う事は マネしています) 


2. 移乗介助(腰や膝を守る動き方)

介助者の身体を守りつつ、利用者を安全に移すための基本とコツをまとめます。観察→真似→確認→反復。このサイクルが上達の近道です。

私は実際に移乗を行うとき、腰を守るために移乗用ベルトを着用しています。
ベルトを使うことで、利用者を安心して支えることができ、自分の腰の負担も軽減できます。

2-1. 先輩職員の動きを観察する

  • 先輩の「足の置き方」「手の位置」「声かけのタイミング」を観察。
  • 身長が同じ位の先輩にコツを聞くと、自分の体格に合ったやり方を学べたりします。

 ※注意:力任せや勢いの介助は真似しない。無理やりは利用者ともにお互い力が入ってしまい負担が大きくなります。

2-2. 利用者の身体機能を把握する

  • 膝が曲がるか・手足に力が入るか・手が上がるか・言葉の理解はあるか・表情は怖がっていないかを観察
  • わからない点は必ず先輩に確認し、注意点を教わりましょう。

2-3. 車椅子やトイレなどのセッティングを覚える

  • まずは指導職がどこに配置しているかを真似し、徐々に自分に合った方法を見つけましょう。
  • 車椅子やベッド、トイレの位置取りは数をこなして理解を深めていく事を進めます。(麻痺の移乗動作のやり方など細かな注意点は介護福祉士資格者はは答えられるはずです。)

失敗や怖さを感じるのは分かります。先輩が指導で就いてくれているうちに「やってみます」と声を出して挑戦しましょう。

ただし身体を痛めながらの介助は危険。疲れや痛みを感じたら無理せず補助具や複数人介助を活用することが大切。

☺私の心の教訓「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」

  • 意味:「わからないことを恥ずかしがって質問しないでいると、そのままずっと知らないままになってしまう」  
  • 一時の恥を恐れずに聞けば、その後ずっと役に立つけれど、聞かないと一生知らないまま、恥をかき続けることになる、という教えです。


3. オムツ交換

オムツ交換は避けて通れない業務ですが、事前準備と工夫で失敗や汚染を減らせます。

3-1. 事前準備を整える

  • 防水シートや新聞紙を下に敷き、布団やシーツを汚さない工夫をする。
  • 交換に必要な物品はすぐ手に取れる場所へ準備。

3-2. 利用者の動きに応じた工夫

  • 動きやすい利用者は衣服を先に脱がせておくと汚れを防ぎやすい。
  • 「この人はオムツを外すと後から尿や便が出やすい」といったパターンを先輩から事前に言われていたり お腹に力が入ると出てしまう利用者も居るという考え方。

3-3. 経験を重ねて身につく観察力

  • 数をこなすことで、利用者ごとの排泄リズムが見えてきます。
  • 失敗を恐れず、観察したことを次につなげることが成長の近道。
  • 利用者の尊厳を守るケアだという意識を忘れないこと。

まとめ


介護の仕事は覚えることが多く、最初のうちは戸惑うのが当たり前です。
だからこそ、まずは ①事務作業の流れ、②腰を守る移乗介助、③オムツ交換 の3つを優先して覚えることをまとめました。その他 まだまだ覚える事はありますが、あとは経験と肉付けぐらいと考えていい。最初から全力疾走してしまうと 長く走れませんからね。

新人のうちは「聞いていいのかな」と迷うこともあると思いますが、聞かないまま失敗するよりも素直に質問する方が成長は早いです。
また、質問や挑戦する姿勢は先輩からも「やる気がある」と好印象を持たれます。

2〜3ヶ月で全部を覚えるのは無理。焦らなくて大丈夫です。
まずは業務の流れを理解して、できることを一歩ずつ積み重ねていきましょう。

働く理由は人それぞれです。
「人と関わることが好きだから」
「仕事が無くて仕方なく始めた」など
――きっかけはどうであれ、介護の現場で少しずつできることが増えていくと、自信につながり、自己肯定感も高まっていく仕事だと思います。
そこから自然と自己啓発の芽も生まれます。

「やってみよう」という気持ちを持ち続けることが、新人時代を乗り越える一番の力になります。


✅ 新人さんへのチェックリスト

  • 業務の流れをまず覚える(メモ+暗記でもOK)
  • わからないことは先輩に聞く(聞く勇気が成長につながる)
  • 失敗しても次につなげる(数をこなすことで必ず上達する)

新人のうちは覚えることが多くてパニックになるのは当たり前。
介護経験がゼロならなおさらです。
でも、介護をやってみようと飛び込んでくれた時点で、あなたは施設や業界にとって大切な人材です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。これからの介護業界少しでも 人が辞めずに 働く人も心穏やかに仕事が出来たら 素敵な不安のない老後生活の未来 いつか誰もが来る老後です。  

また 介護の仕事のブログを載せたりしますので 見て頂けると励みになりますのでよろしくお願いします。ありがとうございました。ではまたぁ。。。