「認知症を知ることは、未来をつなぐこと 〜若者と高齢者が共に暮らすために〜」

認知症ケア

認知症ケアの試験勉強をしたり、昼間の仕事でレポート作成などを作っているうちに、文章ばかりで頭に入らないし何言っているか?漢字ばかりで頭に入らないし、こんなの自分か高齢者になって 自分が市役所などで手続きできるのかと不安になるほど、45歳後半の私には難易度が高いと思い、自分なりにまとめてみました。

1. はじめに:高齢者が増える社会で大切なこと

日本は超高齢社会へ

   2025年~団塊の世帯が後期高齢者(75歳以上・一定の障害がある場合は65歳以上)になる時代です.

身近に認知症の方がいる時代

   2025年には約700万人の認知症患者がいると推計、高齢者の5人に1人が認知症になると予想されている時代です。

「支える」より「共に生きる」視点の大切さ

   お互いを尊重し、違いを認め合いながら、共に人生を歩むという考えです。

2.認知症の症状(中核症状とBPSD(周辺症状))

🔶 中核症状とは?

  • 中核症状(記憶障害・見当識障害・判断力・遂行(実行)機能障害・失行・失認・失語)    に加えて、本人の感情や行動、対人関係などに現れる変化
  • 「困った行動」と見られがちだが、本人の不安・混乱・つらさの表現でもある。
  • 家族や介護者の負担が大きくなる原因のひとつ。

🔷 BPSD(周辺症状)の症状(分類と例)

① 妄想

  • 物盗られ妄想(財布がない→誰かに盗られた)
  • 被害妄想(いじめられている、悪口を言われている)

② 幻覚

  • 幻視(見えない人や虫が見える)
  • 幻聴(誰かに呼ばれたように感じる)

③ 徘徊

  • 家に帰ると言って外に出る
  • 目的なく歩き回る
  • 夜中に外出しようとする

④ 興奮・暴力行為

  • 怒りっぽくなる、怒鳴る
  • 職員や家族に暴言・暴力をふるう
  • 人の話をきかなくなる

⑤ 抑うつ(うつ状態)

  • 意欲低下、活動性の減少
  • 「死にたい」「もうだめ」などの発言

⑥ 不安・焦燥

  • 落ち着かずそわそわする
  • 何度も同じことを聞く(確認行動)

⑦ 睡眠障害

  • 昼夜逆転、夜間の不眠
  • 夜間の大声、独語、トイレの回数増加

3. 高齢者が感じている不安や孤独

  • 「迷惑をかけるかもしれない」という気持ち。 加齢に伴う心身機能の低下、社会的な役割の経済的な不安、そして孤独感など、色々な感情と不安な気持ちが増えていき外に出なくなったりして孤立となってしまう。

4. 若者世代に知ってほしい事

  • 声かけや接し方の工夫⇒ゆっくりと話しかけてほしい。
  • 耳が聞こえにくくなっているかも⇒もしかしたら高齢者がうなづいていても、聞こえていないかもしれません。
  • 若い人の言葉や動きの速さについていけていないかも⇒色々な事を、一気に話されても理解する事に時間がかかってきます。
  • 新しい事やモノの覚えが悪くなったり 認知症の方は覚えた事 自体をわすれてしまう。まるっと出来事を無かった事になってしまいます。⇒「伝えたよね」とか言われても、残念ながら忘れてしまったり、記憶から無かった事になってしまったりします。

6. 最後に:若い人の理解が大きな支えになる

  • 歳を取ってくると 残念ながら知らずに頭が固くなってしまう様子があります。若い人からは「頑固者」「めんどくさい人」と思うかもしれない。⇒そうやって生きていくしかなかったのかもしれない。
  • 誰もがいつか年をとるという気持ちで接してほしい。
  • 優しさは伝染する。まずは一歩から

まとめ

私も 自分が45歳後半になり、色々な体の変化や出来ない事がすこしずつ増えてきたことに気づかされるようになりました。かつては私が子供に手を差し伸べていたのに、いつの間にか子供が成長し、今では私を支えてくれる存在に変わってきたのだと実感しているところです。

こうした世代の移り変わりの中で 若い人と高齢者がお互い支え合い、繋がりながら生きていく事の大切さです。温かい環境の中で、私たちは年齢に関係なく、誰かの役に立ち、誰かに支えられて生きていくのだと思います。


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