こんにちは。現役9年目の介護福祉士のtmoです。
シングルマザーで息子と2人暮らし。住んでいるのは海が近いアパートです。
息子の自転車を買ったとき、まず心配になったのが潮風のサビでした。サビてしまったら、息子は自転車に乗ってくれなくなるかもしれない。どうしよう、と思いました。
かといって、何度も買い替えられる家計ではありません。きちんとした物置は数万円して手が出ません。

そんなに高くなくて、潮風のサビから守れる物、ないかなぁ
そう思いながら探して見つけたのが、1万円ちょっとで買えるPYKES PEAKのサイクルハウス(バイクガレージ)でした。
サイクルハウスを買ったのは、息子が高校に合格した春。組み立ては高校生の息子と2人でやりました。我が家には力仕事をしてくれる父親がいないので、選択肢は「母子2人でやる」しかありませんでした。あれから1年半、途中で思いがけないことも起きましたが、今も現役で使っています。
この記事のゴールは、「1万円ちょっと、失敗したくない」と迷っている方に、我が家の1年半をそのままお見せして、買うかどうかを決められる状態になっていただくことです。女性と子どもだけで組み立てられるのかどうかも、正直に書きます。
自転車1台をしまうため、我が家が買ったのはSサイズです。
買う前にいちばん迷ったのは「1万円ちょっと」という金額

1万円ちょっとかぁ…。失敗したらどうしよう
これが微妙な金額なんですよね。安い買い物ではないけれど、失敗しても諦めがつくかもしれない。その間で、ずっと迷っていました。
ひとり親の家計は、1万円の使いどころで本当に悩みます。誰かに「これ買っていいと思う」と背中を押してもらえる協力者もいない、失敗したときに責任を分け合う相手もいません。決めるのも、間違えるのも、全部自分です。
大きさも不安でした。

駐輪場に置けなかったらどうしよう。組み立てられなかったらどうしよう
ネットで写真を見ても、実際のサイズ感まではわからないものです。
先に結論をお伝えします。買ってよかったです。自転車を何度も買い替えることを考えたら、断然こちらのほうがお得でした。
「守るためにお金を使う」という考え方ができるようになったのは、この本を読んでからでした。あわせてどうぞ。
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高校生の息子と2人で組み立て。かかった時間は約2時間
届いた箱を開けて、まず思ったのは「パイプが多い」でした。正直、母親ひとりだったら途方に暮れていたと思います。
ところが息子は、説明書を広げて、黙々と作りはじめました。小学生の頃に何度かプラモデルを作っていた経験が生きたのか。工具は要りません。かかった時間は、大人ひとりと高校生ひとりで約2時間でした。
説明書の順番どおりに進めるのがいちばんの近道
骨組みになるパイプには、1本ずつ数字のシールが貼ってあります。この番号どおりに組んでいけば、迷うところはほとんどありません。
逆に、順番や向きを間違えて差し込んでしまうと大変です。一度入れたパイプが、なかなか抜けません。というのも、パイプの内側に返しのような突起がついていて、抜けにくいように作られているんです。しっかり固定されるのはありがたいのですが、やり直したいときには本当に苦労します。
抜こうとして力任せに引っぱると、今度はフレームが曲がります。急がば回れで、番号を確認してから差し込むのがいちばん早いです。
指を挟まないように気をつけてください
これは実際にヒヤッとしたことです。パイプとパイプを差し込むとき、勢いよく入ると指を挟みます。組み立て中は何度もこの作業をくり返すので、慣れてきた頃がいちばん危ないです。
差し込む側の手は、パイプの先ではなく少し手前を持つ。それだけで防げます。
最後のパイプだけは力がいります
順番どおりに進めても、最後の1本をはめるところだけは、しっかり力が必要でした。
正直に言うと、ここは息子の力があったから乗り切れました。母親ひとりの力では、最後のパイプをはめるのは難しかったと思います。ひとりで組み立てる予定の方は、この工程だけでも誰かに手伝ってもらえると心づよい。
骨組みができたら、次はカバーの取り付けが山場
骨組みが立ち上がると、もう完成した気分になります。
カバーのサイズが、骨組みにぴったり!布に余裕がまったくないので、かぶせるというより、引き上げながら少しずつ位置を合わせていく感じになります。2人がかりで、両側から同時に進めました。
あとから思ったのは、ファスナーを開けた状態でかぶせたら、もう少し楽だったかもしれないということです。とはいえ、開けないままでもきちんと取り付けられましたし、破れてもいません。
カバーは無理に引っぱらないでください
ぴったりサイズなので、あと数センチ足りない場面が必ず出てきます。そこで一気に引っぱりたくなるのですが、ここが破れる一番の原因になります。
反対側を少しゆるめて、全体を少しずつずらしていく。時間はかかりますが、結果的にはこれが早いです。焦らずに進めれば、破れずに取り付けられます。
父親がいない家で、力仕事は息子の役目になっていた
この記事でいちばん書きたかったのは、実はここもあります(笑)
説明書を読んで、自分で順番を考えて、手を動かしている息子の姿を見て、驚きました。私が指示をしなくても、自分で考えて動いているんです。大きくなったな、と思いました。
ひとり親の家では、重いものを運ぶのも、高いところに手を伸ばすのも、いつの間にか子どもの役目になっていた。頼まなくても、息子のほうから手伝ってくれる。この日、黙々と組み立てる背中を見ながら、頼もしいと思っている親心に気づきました。
途中で「そこ違うんじゃない」と口を出しそうになりましたが、ぐっとこらえました。子どもは、任されると力を出すんだなと、この日はっきり感じました。
自分で組み立てきった息子の達成感と、親子で同じことに取り組んだ時間から生まれた会話は、値段以上のものでした。
あまりどこかに行く事が少なかった、ちょっと引け目を感じてきましたが、駐輪場で共同作業の2時間が、うちにとってはいい時間でした。その気持ちの話は、こちらの記事に書いています。
どこにも連れていけなくて、ごめんね。罪悪感とどう向き合ってきたか
1年半使ってどうだったか。正直なところ
息子が高校1年生の4月に組み立てて、2年生の夏まで。1年半使った時点での状態をお伝えします。
破れもなく、ファスナーも壊れませんでした
これは本当に想定外でした。というのも、息子は物を壊すことが多い子で、力の加減が苦手だと親は思っていたからです。毎日、朝と夕方にファスナーを開け閉めして、ときには急いで乱暴に扱う日もあるとおもっていました。
それでも、1年半でファスナーが壊れることは一度もありませんでした。カバーも破れていません。安いカバー類は1年もたずにダメになることも多いので、この使い方に耐えたのなら、丈夫だと言い切っていいと思います。
色あせはありました
我が家が買ったのはカーキ色です。1年半、屋外に出しっぱなしにしていたので、日差しで色が薄くなった部分があります。並べて比べれば一目でわかるくらいです。
ただ、色があせただけで、生地が弱くなったり穴が開いたりということはありませんでした。見た目を気にされる方は、あらかじめ知っておくといいと思います。
肝心のサビ対策は、期待どおりでした
そもそもの目的が、潮風によるサビ予防でした。同じ場所に1年半とめていた自転車を見ると、ハンドルまわりも、いちばん気になっていた部分も、サビは目立ちません。
海の近くにお住まいで「自転車がすぐサビる」と悩んでいる方には、特におすすめできます。
裾が長めに作られているので、下から風やほこりが入りにくいのも効いていました。雨のあとの湿気や結露も気になりません。自転車を1台守れたということは、我が家にとっては数万円を守れたのと同じです。
気になったのは、横の小窓です
サイドに小窓があって、そこから風とほこりが入ってきます。我が家はテープでふさいで解決しました。
ひとつコツがあります。布の表面がざらついているので、普通のテープだとすぐ剥がれます。幅の広いガムテープを使うと、1年以上しっかり止まっていました。
アクシデントがありました。台風のあと、カバーが紛失!!
1年半で買い直したのには、理由があります。
台風が過ぎた翌朝、駐輪場に行くと、カバーがまるっとなくなっていました。頭が真っ白になりました。
風で飛ばされたのか、それとも誰かに持っていかれたのか?!
近所を探しても見つからず、警察も呼びました。結局、どちらだったのかは今もわかっていません。自転車を守るものがなくなってしまったので、急いで2代目を買い直しました。
大騒ぎしていると、息子が台風のその日、自転車をサイクルハウスにしまっていない事が発覚!!!
誤解のないようにお伝えすると、これは製品が壊れたわけではありません。
まるごとなくなっていたからです。それでも、屋外に置くものである以上、こういうことは起こりうると知っておいてほしくて書きました。
コンクリートでペグが打てない場所での固定のコツ
我が家は地面がコンクリートなので、付属のペグが打てません。そこで活きたのが、このサイクルハウスのシートが大きめに作られていることでした。
余った分を内側に折り込んで、その上に重り(我が家は使わなくなった古いタープ)を置いています。これだけで、強風でも飛ばされなくなりました。ペグが使えない環境の方は、ぜひ試してみてください。
2代目を置いてからは、こうしています。
- カバーの裾を内側に折り込んで、風の入り口をつくらない
- 折り込んだ裾の上に、重しになるものを置いて押さえる
- 台風の日も、自転車はサイクルハウスの中に入れておく
- 横の小窓は、幅の広いガムテープでふさいでおく
骨組みが無事なら、カバーだけを買い替えることもできます。全部買い直すより安く済むので、覚えておくと安心です。時期によっては品切れのこともあるので、必要になったら早めに探すのがおすすめです。
アパートや借家に置くときの注意
これは経験からのお願いです。アパートの駐輪場や共用部分に置く場合は、先に管理会社や大家さんに確認してください。同じ駐輪場を使う他の住人の方にも、ひと声かけておくと安心です。
組み立ててしまうとそれなりの大きさになりますし、隣の自転車のスペースに少しかかることもあります。あとから「片付けてください」と言われるほうが、お互いに気まずいです。買う前に確認しておくのがいちばんです。
よくある質問
工具は必要ですか。女性ひとりでも組み立てられますか
工具は要りません。ほとんどの工程はひとりでもできます。ただ、最後のパイプをはめるところとカバーの取り付けは、力と手数が必要です。この2つだけでも手伝ってもらえる人がいると、ぐっと楽になります。中学生や高校生のお子さんがいれば、十分に戦力になります。
どのくらいの時間がかかりますか
我が家は大人ひとりと高校生ひとりで約2時間でした。初めての方は半日みておけば十分だと思います。
風で飛ばされませんか
対策なしだと、強風の日に動いて中の自転車が倒れたことがあります。カバーの裾を内側に折り込んで重しを乗せてからは、風が吹いても安定。設置したら風対策はセットで考えるのがおすすめです。※台風で自転車を中にしまっていないと紛失する経験があり。
潮風のサビ予防に効果はありますか
我が家では効果がありました。1年半とめていた自転車に、目立つサビは出ていません。裾が長いので、下から風が入りにくいのだと思います。
どのくらいもちますか
我が家の1代目は、なくなってしまうまでの1年半、破れずに使えました。あのまま残っていたら、もっと長く使えていたはずです。色あせは1年半で出ます。
虫やほこりは入ってきませんか
裾が長いので、下からの侵入はかなり防げています。横の小窓からは風とほこりが入ってきたので、我が家は幅の広いガムテープでふさぎました。それで気にならなくなりました。
こんな人におすすめです
- 海が近く、自転車の潮風サビに困っている方
- 物置を買うほどの予算はないけれど、雨ざらしをやめたい方
- アパートや借家で、大がかりな工事ができない方
まとめ
1万円ちょっとで、1年半以上しっかり働いてくれました。カバーがなくならなければ、まだまだ使えていたと思います。自転車を何度も買い替えることを考えたら、断然こちらのほうがお得でした。もし壊れても、私はまた同じものを買います。

そして、この買い物でいちばん残ったのは、実は自転車のことではありませんでした。息子が説明書を読んで、自分で考えて手を動かしていた2時間です。
ひとりで育てていると、決めるのも、間違えるのも全部自分で、1万円のことでこんなに迷うのかと情けなくなる日もあります。それでも、迷って選んだものが1年半きちんと使えていること。

あの判断は、間違ってなかったな
この記事で伝えたかったのは、同じように迷っている方に、我が家の1年半をそのままお見せすることでした。買ってよかったです、と胸を張って言えます。
40代から介護の世界に入って、シングルマザーとして子どもを育ててきた話は、こちらに書いています。よかったら読んでみてください。
シングルマザーが40歳から介護福祉士に。2人を育てながら資格を取るまで
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

