介護の仕事をしていると、
「こんなに動いてるのに誰も見てない」
「助けたのに、自分が困った時は助けてもらえない」
「真面目な人ばかり損してる気がする」
そんな気持ちになることがあります。
私自身、何度も思ってきました。
利用者さんのために動く。
職員のフォローに入る。
空気を読んで先回りする。
でも、それが当たり前になると、評価されないことも多いです。
昔の私は、
“頑張れば分かってもらえる”
“やった分くらい返してほしい”
そんな気持ちが強かったと思います。
でも最近は、少し考え方が変わってきました。
「返してもらいたい」を手放した
以前は、
「私はこんなにやったのに」
「なんで助けてくれないの?」
そんな不満を抱えることがありました。
でも、その気持ちを持ち続けるほど、自分が苦しくなっていったんです。
だから最近は、
“自分が選んで動いた行動”
だと考えるようにしています。
あの時動いたのも、
声をかけたのも、
利用者さんのために頑張ったのも、
自分で選んだ行動。
だから、
感謝されなくても、
評価されなくても、
全部を相手に求めすぎない。
そう思うようになってから、少し心が楽になりました。
介護現場にいる「ギバー・テイカー・マッチャー」
人との関わりには、大きく分けて3つのタイプがあると言われています。

ギバー
人に与える人。
困っている人を見ると動ける人。
介護職には多いタイプだと思います。
でもギバーは、
- 無理をしすぎる
- 抱え込みやすい
- 利用されやすい
- 疲弊しやすい
という面もあります。
テイカー
受け取ることが多い人。
悪気がない場合もありますが、
「やってもらって当たり前」
になってしまうと、周りが疲れていきます。
マッチャー
「やってもらった分は返す」
「損得のバランスを考える」
タイプです。
実は私も、昔はかなりマッチャー寄りだったと思います。
だから、
「私はこんなに動いたのに」
「なんで返ってこないの?」
と苦しくなっていました。
でも最近は、
“全部を返してもらおうとしない”
ことも必要だと思うようになりました。
「居座る」という選択も悪くない
介護職って、真面目な人ほど辞めていきます。
でも私は最近、
“辞めずに居座る強さ”
も必要だと思っています。
もちろん、限界まで我慢する必要はありません。
ただ、
- 全部をまともに受け止めない
- 職場に期待しすぎない
- 人を変えようとしすぎない
- 深入りしすぎない
そんな“割り切り”も、自分を守るためには必要だと感じています。
「優しい人」が壊れないために

介護の仕事は、優しい人ほど無理をします。
でも、
優しさ=全部我慢すること
ではないと思っています。
だから最近は、
- 無理な時は断る
- 境界線を作る
- 頑張りすぎない
- 自分の生活を守る
ことも意識しています。
“100点の介護”を続けるより、
“長く続けられる介護”
の方が大事だと思うようになりました。
最後に
感謝されたい。
分かってほしい。
返してほしい。
そう思うのは自然なことです。
でも私は、
“自分が選んでやった行動なら、それでいい”
と思えるようになってから、少し楽になりました。
ギバーになりすぎても疲れる。
テイカーばかり見ても苦しくなる。
マッチャーで損得ばかり考えても疲れてしまう。
だからこそ、
「自分が納得できる動き方をする」
それが、介護の仕事を長く続けるために大切なのかもしれません。
