【介護士経験談】老犬になり認知症の犬を見送って心に感じたこと。

介護士

介護の仕事をしている私が、
改めて自分の愛犬を看取って介護とは?と考えさせられた事を載せたいと思います。

犬も人間と同じように、歳をとります。
言葉は話さないけれど、確実に老いていきます。
しかもそのスピードは、人間よりずっと早いです。

出典:ペット手帳 | あなたとペットに安心の毎日を


私の愛犬も、少しずつ老いていきました。
歩く速度が遅くなり、今までソファーに乗れていたのができなくなったり、呼んでも反応がなく聞こえていない様子が出てきたり。

それでも犬は、
自分の老いを受け止めているように、
静かに、素直に過ごしているように見えました。


うちの愛犬に見られた認知症のような症状

うちの愛犬には、認知症のような症状がありました。

同じ場所を、くるくる回る。
壁を、ただじっと見つめている。
目も、ほとんど見えていなかったと思います。

排泄も、思うようにできなくなりました。
うんちをその辺にしてしまい、
見えていないために、くるくる回りながら踏んでしまうこともありました。

落ち着かず、ずっと動き回っている時もありました。
止まりたいのに止まれないような、あんなに歩き回って疲れるだろうに体が動いている様な
そんな姿に見えることもありました。


介護士として、重なってしまった瞬間

介護士として働く私は、
その姿を見て、利用者さんと重なってしまいました。

利用者さんも、犬も、
やりたいことがあるのに、
体が思うように動かなくなっていく。

頭では分かっているのに、
それを考え行動に移せないもどかしさ。

老いの過程が、あまりにも似ていると感じました。

ただ一つ違うのは、
犬は言葉で伝えることができないということ。

鳴いている声も、
もしかしたら何かを必死に伝えようとしていた
「言葉」だったのかもしれません。


看取ったあとに残った思い

愛犬を見送ったあと、
私の中には後悔の気持ちが残りました。

もっと、そばにいてあげられたのではないか。
お留守番が多くて、寂しい思いをさせていた。後悔。
本当は、ずっと一緒にいたかった。もっともっと・・・と

目が見えなくなり、
耳も聞こえていないような様子が見られるようになった頃、
私の帰宅にも気づかなくなっていました。

若い頃は、
家の人が帰ってくると全身で喜んで出迎えてくれていたのに。散歩で追いつけない位早く走る事が出来たのに。

人間は、動けるうちは一人やれることが多いと思いますが、
でも犬は、生まれた時から、
ずっと人間がそばで寄り添い見守らないといけない思います。

だからこそ、
老いて何もできなくなっていく不安は、
とても怖い事・不安のではないかと、今になって思います。でも犬はどんな状況でも受け入れる事しか出来ない状態で、人は誰かに助け船を出せるのに・・・


老犬施設に寄付 見た現状

使えなかったオムツや、
食べられなくなったドッグフードなど使える物を寄付しようと、
老犬を預かる施設を訪れました。

そこには、だいたい20匹ほどの老犬たちがいました。

歩ける子、寝たきりの子、
認知症の子、目が見えない子、後ろ足が動かない子。

理由はさまざまで、
飼い主が高齢で世話ができなくなった、
飼い主が亡くなり引き取る人がいなくなった、
そんな事情が多いと職員さんが教えてくれました。

動物の世界も、人手不足であること。
看取りがつらくて辞めてしまう人がいること。

その話は、人の介護現場と重なりました。


動物を守る責任と、これからの社会

人間には、介護保険や社会保障があります。
でも、犬にはそれがありません。

犬は、人間に守ってもらわなければ生きていけない存在です。
老いても、認知症になっても、
その責任はすべて人間に委ねられています。

癒しを求めるだけで、
軽い気持ちで飼うという選択。

その先にある
老い、介護、看取りまで、
本当によく考え、付き合っていかないといけない覚悟を持ってほしい。

これから、
犬の世界でも高齢化は進み、
認知症の犬も増えていくと思います。

介護士として、
そして一人の飼い主として、
この現実を社会全体で考えていく必要があると、
私は強く感じています。

出典:老犬&老猫ホーム ひまわり 

 

素晴らしい職員さんたちで、やさしく少しでも老後を穏やかに過ごせるよう声掛けしたり、わんちゃん猫ちゃんの名前を呼んであげたりして対応している職員さんたちでした。お忙しい中色々話を聞いてくださって感謝です。

人間の高齢施設も犬の施設もそれぞれ大切な場所だと思います。そして 人間がしっかりしないと動物を守る事が出来ない!だと、強く感じました。人間の介護をする私は、相手はしゃべる事の出来る人間なので、人手不足だろうが 観察力や聞く力、傾聴して相手の求める出来る限りのケアを提供できるようにして行かないとその高齢者の背景には、飼い犬や飼い猫もいるかもしれないと。もっと想像力を膨らまして介護の仕事をしていきたいと考えされられました。

これも 今はお空に行ってしまった愛犬が居たから知れたことです。ずっと忘れない。

最後までお読みいただきありがとうございました。では、またぁ

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