「初期のがんです」と言われた日!シングルマザーが入院・手術で知った、健康は当たり前じゃないということ

シングルマザーの生き方

この記事のゴール
病気が見つかって入院・手術をしたシングルマザーの体験から、「健康は当たり前じゃない」ということ、そして気になる体のサインを後回しにしないでほしいということをお伝えします。

こんにちは。現役9年目の介護福祉士、シングルマザーのtmoです。

以前の記事「人生を天秤にかけた日」の中で、「病気の診断も受けてしまった事もありました。(それはまた、今度お話します。)」と書きました。今日は、その話をします。

はじめにひとつだけ、お断りをさせてください。病気の詳しい名前や体の場所は、この記事には書きません。「女性特有の病気」とだけ、書かせてください。ただ、そのとき感じた気持ちと体験は、全部正直に書きます。

離婚から1年、やっと生活が回り始めた頃だった

それは、離婚して1年ほど経った頃のことです。

仕事にも新しい生活にも少しずつ慣れて、子どもたちとの毎日がやっと回り始めていました。「よし、これからだ」と前を向いて頑張っていた、そんなときでした。

ふと、体の異変に気づいたんです。女性特有の病気の、サインでした。

怖くて、見て見ぬふりをしたかった

正直に言うと、怖かったです。「気のせいかもしれない」「忙しいし、そのうち」——そう思って、見て見ぬふりをしたい気持ちもありました。

でも、頭に浮かんだのは子どもたちの顔でした。もし私に何かあったら、この子たちはどうなる? 私は覚悟を決めて、病院に行きました。

そこから、半年間の経過観察が始まりました。「様子を見ましょう」と言われるたびに少しホッとして、でも心のどこかにずっと引っかかっている。そんな宙ぶらりんの半年間でした。

「初期のがんです」と言われた日

半年後、もっと詳しい検査をすることになりました。そして告げられた結果は——「初期のがん」。

頭が真っ白になりました。がん。テレビの中の言葉だと思っていたものが、突然、自分の話になったんです。

自分の不安と、子どもへの不安が、一気に押し寄せる

シングルマザーにとって、自分の病気は「自分ひとりの問題」ではありませんでした。

自分の命への不安。それとまったく同じ重さで、「入院する間、子どもたちはどうする?」「誰に預ければいいの?」という不安が襲ってきます。以前の記事にも書いたとおり、近くに親はいない。子どもを預けられる人もいない。

子どもをおいて入院する怖さと悲しさ。自分のことの不安と、子どもへの不安が、一気に押し寄せてくる恐怖。あの感覚は、今でも忘れられません。

子どもたちには、正直に話した

迷いましたが、子どもたちには正直に話しました。そして学校などを休ませて、離れて暮らす私の親に預かってもらうことにしました。

今になって思います。あの頃、いちばん不安だったのは私じゃなくて、「病気の不安と格闘している親」を見ている子どもたちの方だったんじゃないかと。

それでも子どもたちは、頑張って協力してくれました。入院中にもらった子どもたちからの手紙は、今でも私の宝物です。

たかが2泊3日、されど2泊3日

入院は2泊3日。手術を受けました。

「2泊3日なら、大したことないでしょ」と思いますよね。私もそう思っていました。でも、現実は違いました。

  • 手術のあとは体力がガクンと落ちて、傷口は痛い
  • 自分の荷物さえ、自分で持てない
  • 退院当日は、車の運転もできない

親と子どもたちに手伝ってもらい、退院した日は一晩、実家に泊めてもらいました。

そして自分の家に帰れば、子どもたちの生活は待ったなしで動き出します。落ちた体力で生活リズムを戻すのは、本当に大変でした。さらに、すぐには仕事に戻れない。「働けない間、生活はどうなるの?」というお金の不安ものしかかってきました。

シングルマザーにとって、体は資本そのものなんだと、身をもって知りました。

手術で取ったものは、がんではなかった

手術で取ったものを詳しく検査した結果——がんではありませんでした。

力が抜けるような安心と、それまでの恐怖が、いっぺんに込み上げてきました。

「なんだ、結局がんじゃなかったんでしょ?」と思う人もいるかもしれません。でも私は、こう思うんです。あのとき見て見ぬふりをせずに病院へ行ったから、初期のうちに白黒はっきりさせることができた。だから入院も2泊3日で済んだ。もし怖がって後回しにして、本当に進行していたら——そう考えると、今でもゾッとします。

健康は、当たり前じゃない

この経験で、私は心の底から気づいたことがあります。

  • 健康は、当たり前ではないこと
  • 健康でいることが、誰にも心配をかけないことだということ
  • 健康は自分だけのものじゃなく、家族の幸せでもあること
  • 頑張りすぎないこと。我慢しすぎないこと
  • 頑固に意地を張らないこと。世間は敵じゃないこと

病気で苦しむ私を見て、私の親もつらかったと思います。私が健康でないと、子どもにも、親にも、心配と迷惑をかけてしまう。自分がおかしくなると、家族が困るんです。

だから今でも、自分を客観的に見るようにしています。頑張りすぎていないか。無理をしていないか。自分のダメなところを知ったからこそ、続けている習慣です。私なりのセルフケアはこちらの記事にまとめています。

気になる体のサインを、後回しにしないでほしい

この記事でいちばん伝えたいことです。

女性特有の病気は、決して珍しいものではありません。そして、がんは怖い病気です。だからこそ、怖いから見ない、ではなく、怖いからこそ早く調べてほしいんです。後回しにして発見が遅れたら、後悔しても取り返しがつかないことがあります。早期発見できるかどうかで、その後がまったく変わる場合があるからです。

特に、同じシングルマザーのあなた。介護の仕事を頑張っているあなた。忙しさを理由に、自分のことをいつも後回しにしていませんか。あなたの体は、あなただけのものじゃありません。がん検診については、厚生労働省のがん検診のページに種類や受け方がまとまっています。

※私は医療の専門家ではないので、この記事はあくまで私の体験談です。気になる症状があるときは、必ず医療機関に相談してくださいね。

今の私を育ててくれたのは、子どもたちです

あの経験を乗り越えられたのは、間違いなく子どもたちがいたからです。

この子たちがいたから、私は病院に行く覚悟ができた。この子たちがいたから、強くなれたし、今までやってこれた。すばらしい子どもたちです。

今の私を育ててくれたのは、子どもたちです。

この記事で伝えたかったこと
健康は当たり前じゃない。健康でいることが、家族の幸せになる。だから、気になる体のサインがあったら、怖くても後回しにしないで、早めに調べてほしい。早期発見が、あなたとあなたの大切な人を守ります。

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