長いあいだ、離婚を考えながらも動き出せずにいました。けれど、何度かの裏切りを経て、「もう自分と子どもたちの人生を立て直そう」と覚悟が決まったんです。
40歳を前に、母子家庭で2人の子を育てながら、未経験で介護の世界へ。「資格なんて夢のまた夢」と思っていた私が、毎日1時間×3か月の勉強で介護福祉士になれました。支えてくれたのは、職場の人のひとことと、子どもたちの協力です。
同じように、迷いの中にいるあなたへ。私の体験が、踏み出す勇気のかけらになればうれしいです。
このブログでは、特別な人の成功談ではなく、「ごく普通の私でも、覚悟を決めて動けば人生は変えられた」という実体験をお届けしています。今、何かに迷っているあなたが、「私もやってみようかな」と思えるきっかけになること——それが、このブログの一番の願いです。
40歳、母子家庭。仕事を変える勇気が出なかった
離婚を考えても、なかなか動き出せませんでした。
一番は、ひとりで父親の役までやる勇気が持てなかったこと。母親としてだけでなく、これからは父親の分まで、2人の子を私ひとりで背負っていく。そう考えると、足がすくんでしまったんです。
仕事のことも不安でした。当時の私はパート。生活を支えていくには社員にならないと——とわかっていても、パートから社員になるハードルは、思っていた以上に高く感じました。
そして何より、大事な決断をいつも旦那に任せてきた自分がいました。自分で決めて、自分で進む。そんな当たり前のことが、その頃の私にはとても怖かったんです。
「このままでいいわけがない」。頭ではわかっていても、なかなか一歩が踏み出せない。そんな日々が、しばらく続きました。
なぜ「介護」の道を選んだのか
介護を選んだ一番の理由は、自分に自信が欲しかったから。
ずっと、自分で決めることから逃げてきた私です。だからこそ、誰にも頼らず胸を張れる「資格」という形のある自信が欲しかったんです。資格は、努力すれば必ず自分の手に残る。それが当時の私には、何より心強く思えました。
もうひとつは、シンプルに人が好きだったこと。そして、長い人生を歩んでこられたお年寄りを、心から尊敬していたこと。人生の大先輩たちのそばで働けるなんて、私にとってはとても自然な選択でした。
「自信が欲しい」「人と関わる仕事がしたい」。この2つが重なったとき、私の進む道は介護に決まりました。
子育てしながらの勉強は、正直しんどかった
日中は、慌ただしい介護の仕事。体も気持ちもくたくたになって帰ってきます。それでも、勉強の時間は子どもたちが寝たあとの1時間と決めていました。
正直、しんどかったです。疲れて、ページを開く前に眠ってしまいそうな日も何度もありました。それでも私は、「毎日、教科書を広げる」と自分に約束したんです。たとえ1ページでも、たとえ10分でも、とにかく毎日続ける。
心が折れそうになるたびに思い出したのは、「資格を取れば、自信がつく。そして給料も上がる」ということ。これは私と子どもたちの、これからの生活に直結します。その現実が、眠い目をこすってでも机に向かわせてくれました。
特別な勉強法があったわけじゃありません。疲れていても、毎日少しだけ続ける。たったそれだけ。でも、これが一番むずかしくて、一番効く方法だったと、今でも思います。
具体的な勉強法は、こちらの記事でくわしく紹介しています → 介護福祉士の合格体験記はこちら
それでも続けられた理由
あんなにしんどかったのに、なぜ続けられたのか。
ひとつは、子どもたちが「ママの時間」を作ってくれたこと。夜、私が机に向かえるように、そっと見守ってくれました。その優しさが、「ここでやめるわけにはいかない」と私を奮い立たせてくれたんです。
もうひとつは、学んだことが、そのまま現場で活きたこと。教科書で覚えた知識が、次の日には目の前の利用者さんへの関わりに直結する。「あ、これはあのことだ」とつながる瞬間が、本当に楽しかったんです。勉強が”やらされるもの”から”役に立つもの”に変わると、続けるのが少し楽になりました。
そして、いつも自分に言い聞かせていた言葉。「今日が一番若い日」。何かを始めるのに、遅すぎることはない。そう思えたから、一日一日、机に向かい続けられました。
介護福祉士になって変わったこと
資格を取って、変わったことは大きく3つあります。
・自分に自信がついた(こんな私でも、やればできる)
・給料に資格手当がついた
・資格者だけに任される責任ある仕事を、上司がまかせてくれた
長いあいだ自信が持てなかった私が、「やればできる」と初めて思えたんです。決断を人任せにしてきた自分を、自分の力で変えられた——それが何より嬉しくて、今でも私の支えになっています。
資格手当は、金額の大小だけじゃなく「頑張りがちゃんと形になった」という実感が本当にありがたかった。母子家庭の我が家にとって、大きな安心でした。そして、信頼して仕事をまかせてもらえたことで、「もっと頑張ろう」とやる気が燃えました。
大変な3か月でしたが、覚悟を決めて進んだことで得られた自信は、私の人生を大きく変えてくれました。日に日に強くなっていく母。そして——強くなりすぎて、男が離れていく(笑)。
それでも私は、今の自分が一番好きです。
同じように迷っているあなたへ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もしあなたが今、こんなふうに一歩を踏み出せずにいるなら——
・「もう若くないし」
・「子どもがいるし」
・「自分なんて」
どうか、覚えていてほしいことがあります。自分で選んで、自分で動いた道は、必ず自信になります。 誰かに決めてもらった道ではなく、自分の足で進んだ道だからこそ、振り返ったときに「私、よくやった」と胸を張れるんです。
私は、介護の資格を取るという小さな一歩で、自分のことを少しずつ好きになれました。今では、こんな自分が一番好きです。この気持ちを、迷っているあなたにも知ってほしい。それが、この記事を書いた一番の理由です。
母子家庭でも、40代でも、未経験でも。あなたが「やる」と決めた今日が、人生で一番若い日です。大丈夫。あなたなら、踏み出せます。
まとめ
母子家庭で2人の子を育てながら、40歳から介護の世界へ。「資格なんて夢のまた夢」と思っていた私が、毎日1時間×3か月の勉強で介護福祉士になれました。
大変だったけれど、自分で選んで動いたその一歩が、今の自信につながっています。そして何より、今の自分を好きになれました。
このブログが目指しているのは、読んでくれたあなたが「自分にもできるかも」と思えること。そして、自分で選んだ道を歩いて、自分を好きになっていく人が一人でも増えること。私の体験が、その小さなきっかけになればうれしいです。
もしあなたが何かに迷っているなら、どうか小さな一歩から。今日が、あなたの人生で一番若い日です。一緒に、前を向いていきましょう。
働き続けるためのヒントは、こちらの記事もどうぞ → 介護施設で長く働くための心構えはこちら

